いまだに続くこの夏の異常な猛暑にさぞかしうんざりしている方は多いことと思います。
野菜づくりを始めてからかれこれ20年になりますが、このような暑さは初めてです。
さすがにこの暑さで畑に顔を出す機会が減り、キュウリ、トマト、ナスといったこの時期
急成長をする夏野菜が大きくなり過ぎ、せっかく実をつけてくれた野菜の申し訳ないと
思いながら大分捨てる羽目になってしまいました。
畑倶楽部の皆さんは丁寧に野菜づくりをされているので私のような無駄なことはやって
いないと思いますが。
私は、野菜の収穫の度に驚くことがあってそれは植物>野菜がなんてスマートに食料を生産しているかです。
太陽の光とCO2(二酸化炭素)とH2O(水)を使った光合成によってほとんど太陽エネルギー
だけで愚痴をこぼすこともなく、これらの無機物を実に効率の良くトマト、キュウリ、ナスと
いった有機物に転換し、人間だけでなく動物に必要な貴重な食料を生産していることに驚きます。
畑づくりの経験のない方は畑に種を撒けば収穫時期には実をつけてくれるのが当たり前のように
思っているでしょう。
光合成は中学生の理科で習ったと思いますが当時は、まあそんなものかと思っただけでした。
ところが自分で野菜のタネを撒き育て、その収穫を通してあらためてその光合成パワーに驚く
ことになります。
動物は草や穀物といった有機物を取り込んで有機物を生産しているわけで、しかもその変換効率もあまり良いとは思われません。
マスターズ倶楽部会員の皆さん方にはモノづくりの経験された方も多いと思いますが、
モノづくりにはどれだけ多くの資源を使っているか経験でわかると思います。
しかも、その過程では環境に都合の悪いCO2の排出があります。
植物>野菜はこの不都合なCO2を吸収し、都合の良い02を放出(日中だけ)してくれている
わけですから凄いと思うわけです。
もし、人工的に植物>野菜と同じ効率で光合成が可能になれば食料問題の多くは解決される
ように思います。
残念ながら人間には植物のように効率よく光合成を行うにはまだほど遠いようですが。
自然の営みは人間よりも遥かにスマートで効率の良い生態系の循環をつくりあげている
ように思います。
生命の起源は38億年ほど前に窒素、酸素や水素などの無機物が奇跡的な偶然によって
有機物(アミノ酸)に転換されたのが始まりと言われています。(生命の起源は光合成?)
そう考えると私たちは自然の一構成要素であり、特別な存在でも無いのだ思います。
環境を守るために自然と共生などと簡単に言いますが、わがままな人間には、
難しく重い課題です。
植物>野菜のようにスマートな生産活動はできません。
これを解決するには自然からの外圧(警鐘)によってしか解決できないのではと
思ってしまいます。
SDGsと叫んでいますが単なるスローガンに終わるのではと思うのは私だけですか。
(ここに記載した内容に科学的根拠はありません)